基本的なタックルシステム
一般的なフライフィッシングタックルは、次のような仕組みで構成されています:
- フライロッド(+バッキングライン)
- フライリール
- フライライン
- テーパードリーダー
- (マーカー)
- ティペット
- フライ(毛鉤)
初めはこの基本システムをベースに釣りを行っていました。しかし、ネットで独学で始めたため、ティペット交換やマーカーのズレなどの不便さに直面し、自己流で改良を重ねて現在のタックルシステムにたどり着きました。
ムダギリ流フライフィッシングの独自タックルシステム
ムダギリ流では、ロッドやリールはそのままに、フライライン以下を以下のようにカスタマイズしています:
- ナイロンショックリーダー10cm(スナップを固定し小型の棒ウキを装着、先端にはスイベル)
- スイベルに「ハリス1.5号〜0.8号」を1ヒロ〜1ヒロ半
- 自作ウェットフライ
こんな感じです。
ウェットフライはこんな感じです。
仕掛けを投入するとこんな感じになります。特にガン玉などのオモリは使いませんが、しっかり棒ウキは自立しています。
ムダギリ流システムのメリット
- コストパフォーマンスが良い:ナイロンショックリーダーは耐久性が高く、1シーズン以上の利用が可能。テーパードショックリーダーより交換頻度が少なく、経済的です。
- 視認性が抜群:棒ウキは遠投時も視認性が高く、感度も良好です。
- シンプルな構造:準備と片付けが短時間で完了し、ゴミもほぼ出ません。
- 自作ウェットフライでコスパ最大化:ホームセンターや100均で材料調達。高価な羽根や素材は使いません。
デメリットと対策
- タナ調整が限定的:タナの調整はハリスの長さで管理するため、2ヒロ以上の深さには対応が難しい。
- 遠投性がやや劣る:ショックリーダー部分が重いため、遠投は苦手ですが、近距離での釣果にこだわるムダギリ流では問題にはなりません。
- 季節の制約:水温が14℃を下回る11月〜5月初旬が最適シーズンで、夏場は気温が高く釣行を控えています。
最安ウェットフライを選ぶ理由
ムダギリの主なフィールドはポンド型のダム湖です。ドライフライが使いづらく、浅場での小魚に邪魔されるため、コストと時間の両方を節約できるウェットフライを採用しています。
まとめ
ムダギリ流フライフィッシングのタックルシステムは、シンプルさとコスパの良さを追求して自己流で改良を重ねた結果生まれたものです。一般的なタックルと比べて、視認性の高い棒ウキや手間の少ないナイロンショックリーダーを採用することで、快適な釣り体験が実現しました。しかし、このシステムにもタナの調整や季節による制約といったデメリットもあります。
次回は、さらにムダギリ流を活かすための「タックルシステム」、「最安ウェットフライ」の作り方と、必要最低限の材料について詳しくご紹介します。
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